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切らないフェイスリフト(フェザーリフト)とは?
従来のフェイスリフトのようにメスで切開したり剥離することなく、繊細に毛羽立つ特殊吸収糸(生分解性ポリマーε-Caprolactone糸)を用いて、耳の前や頬、眉、下顎や首、口周囲のタルミや皺を解消する方法です。
非吸収性のワプトス糸よりも改良されたハッピーワプトス糸は新世代の吸収糸で、8ヶ月~12ヶ月で体内に吸収されてしまいますが、効果はワプトスよりも長持ちします。施術後暫くしてから糸の周囲に強固な線維性組織(コラーゲンやエラスチンなど)およびヒアルロン酸が形成され、下垂した軟部組織やたるんだ組織の吊り上げ効果が5年以上持続します。
合併症やリスクも殆どなく、リフトしたい部位を自由に組合せることができます。更に従来の非吸収性ワプトスよりも、リフティング力と張力が強化され、ロシアンリフトやゴールデンリフト、アプトスやハッピーリフトと比較しても顔全体の直後の引き締め効果や確実性に優れています。
どれくらい効果があるの?
リフトしたい部位によって効果が異なるため、従来のフェイスリフトとの単純比較はできませんが、仮に、従来のメスを用いるフェイスリフトと同じ部位を切らないフェイスリフトで手術した場合、最も異なる点は皮膚のタルミ自体を切り取るか吊り上げるかの違いです。切らないフェイスリフトでは主に皮下の脂肪や線維などの軟部組織を特殊な糸で吊り上げて引き締めることを目的としています。
手術直後よりも数ヶ月以後には更に吊り上げ効果が上がってくるでしょう。効果持続期間は個人差がありますが、従来のフェイスリフトでは10年~15年、切らないフェイスリフトでは5~7年以上と言われています。
手術はどのような方法で行われるのですか?
大別して切らないフェイスリフトのみで行う場合と、金の糸などに組合せて行う場合とがあります。切らないフェイスリフトのみで行う場合にも、頬や目尻、前額部のタルミ、アゴや首のタルみなどリフトしたい部位によって糸を通す場所が異なります。もちろん、それら複数の部位の組み合わせも可能です。金の糸を組合せて行う場合もあります。
傷跡は残りますか?
傷の位置はリフトしたい部位によります。いずれも糸を通す針穴程度の傷で済みます。例えば頬のリフトでは、顔面各部位と頭皮内に針穴の跡だけで済みます。針跡は術後すぐから目立たなくなり、数日で殆ど消えます。
手術後の注意点は?
顔のマッサージは、効果の安定と炎症の悪化や拡大を防ぐために約1ヶ月間は禁止です。術後から翌日までは熱い湯船の入浴と飲酒を避け、腫れている部位を15分毎に冷却します。メイクは直後から可能です。
シャワーや入浴はしても大丈夫ですか?
洗顔やシャワーは当日から可能です。手術2~3日後より熱い湯船の入浴も可能となります。但し翌朝までは、洗顔や洗髪時などに手術した部位を強く擦らないようにしてください。